イースター(復活祭)

 

 イースター(復活祭)は、キリストの復活を記念して行われる、キリスト教会最大のお祭りです。

 

 イエス・キリストは、ユダヤの「過越祭(すぎこしさい):ペサハ」の直前に捕縛され、十字架刑で死なれましたが、三日目に復活されました。

 

 過越祭はユダヤ人がエジプトの奴隷から解放されたことを記念して祝うユダヤでもっとも大切な祭ですが、イースターは、主イエスを信じるすべての人が、罪と死から救われて神の子とされたことを喜び祝います。


 イースターは、クリスマスと違って祭の日が移動します。それは、過越祭に因んで祝われるからです。過越祭が祝われるニサンの月(ユダヤの正月)は太陽暦の3~4月に当たります。正確に言うと、ニサンの月の満月の日が過越祭です。それは、春分の日の後の満月の日です。

 

 主イエスの復活は、福音書の記事によれば、過越祭後の「週の初めの日」、即ち日曜日に起りました。ですからイースターは、春分の日の後の満月の日の次の日曜日となります。少しややこしいですね。

 

 因みに、2021年は4月4日(日)、2022年は4月17日(日)がイースターです。


 主イエスの復活は、朝早くに起ったと考えられているので、キリスト教会の中には、早天礼拝を行うところがあります。午前0時に礼拝を行うところもあるそうです。


 復活祭をなぜイースターと言うのか、諸説あるようですが、まだよく分かりません。

 

 イースターには、食紅で彩られた卵が配られます。イースターの前の40日間、卵や肉を断ってキリストの受難をしのぶ受難節を過ごし、イースターに喜びとともに肉や卵を食するという習慣から、卵が飾られるということのようですが、卵の殻を破って生まれる鳥を、墓を破って甦られた主イエスに見立てているという説明も、なるほどと思わせます。

 

 死の力に打ち勝たれたイエスこそ、われらの主、われらの神だからです。あなたも主イエスを信じれば、甦りの命に与ることが出来ます。聖書が語る復活は、蘇生ということではありません。もはや死ぬことなく、朽ちることもない霊に属する体に生まれ変わるのです。

 

 

 また、ウサギがイースターのシンボルとしてよく用いられます。中世のヨーロッパで野ウサギがイースターエッグを子どもたちの家に運んでくるという伝承が生まれました。

 

 着衣のうさぎ(イースター・バニー)がイースター前夜、カラフルな卵やキャンディー、時にはおもちゃをバスケットに入れて子どもたちに届けるというもので、まるでイースター版サンタクロースのようです。

 

 古来、ウサギは雌雄同体と信じられていて、処女性を失わずに繁殖できると考えられて、聖母マリアと関連づけられるようになり、装飾写本やルネサンス絵画に聖母子とともに登場するようになりました。ウサギが多産であることもあって、生命の復活、繁栄を祝うイースターにふさわしいシンボルとされたそうです。

 

 

 今日、教会が日曜日に礼拝を行うのは、主イエスが日曜日に復活されたことを記念しているのです。そして、主の甦られた日、主の日ということで、日曜日の礼拝を主日(しゅじつ)礼拝と言います。

 

 イエス・キリストは死の力にも打ち勝たれたお方であるということで、教会はイエス・キリストの死を示す十字架をシンボルとして掲げています。この十字架を見上げるとき、どんなに困難な問題にぶつかっていても、キリストの受難を思わされ、耐える力が与えられます。また、死の力をさえうち破られたキリストの復活を覚え、希望が与えられます。

 

 ご一緒に主を礼拝しましょう。

 

 

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2014年8月6日サイト開設