バプテストとは


 キリスト教2000年の歴史の中で、5~6世紀ごろ、カトリックが東西に分かれ、16世紀に西ローマ・カトリックに対し、プロテスタント教会が分離独立。その後、プロテスタント各派は、より聖書に忠実な組織であろうとして、離合集散を重ねて来ました。

 

 ご承知のように、わが国にキリスト教をもたらしたのはカトリック教会が早く、地球を東回りに、1549年、フランシスコ・ザビエルが来日し、短い期間で多くの信徒を獲得しました。その後、豊臣秀吉が禁教令を出し、さらに徳川幕府は鎖国政策を行い、国内の教会を封鎖してしまいました。けれども、少数の信徒が隠れて長い徳川の時代を生き抜いたことが報告されています。

 

 明治維新後、今度は西回りに、太平洋を渡って多数のプロテスタント教会の宣教師が来日し、布教に努めました。

 

 バプテストと呼ばれる教会は、17世紀の英国で生まれました。ルターやカルビンの宗教改革を父とし、英国の教会改革者(ピューリタン)の運動を母として生み出されたのです。

 

 その特徴は、第一に聖書主義です。信仰生活の基本となる正典は、聖書のみ。旧約39巻、新約27巻で構成される聖書は、神様の霊的な働きを通して記された、誤りなき神の言葉である、という主張です。

 

 第二は万人祭司主義です。牧師と信徒の間に身分的な上下関係はなく、同等の権利をもって教会に仕えます。そこで、教会の最高議決機関は信徒総会で、教会の運営は総会で選出された執事、委員により、民主的に行われます。牧師も総会によって任命されます。

講壇後ろの少し高いところ(十字架が彫られた扉の後ろ)に、バプテストリー(洗礼槽)と呼ばれる大きな水槽(プール)があり、ここでバプテスマを行います。
         礼拝堂講壇

 

 バプテストという名前の由来ですが、自ら信仰を表明した人に対し、聖書に記されている通り、全身を水に浸す「バプテスマ」を施すことを主張したことから、「バプテスト(baptist=バプテスマ主義者)」というあだ名がつけられました。それを、自分たちの教会の名前としたのです。

 

 「バプテスマ」というのはギリシア語で、「洗礼」と邦訳されていますが(英語でbaptism)、その動詞「バプティゾー」は「(水に)浸す」という言葉で、これに「洗う」という意味はありません。そこで私たちバプテスト教会では、「浸礼(しんれい)」と言ったり、「バプテスマ」と原語そのままに言い表しています。

 

 バプテスマの方法に関して、浸礼のほか、頭から水をかける「灌水礼(かんすいれい)」、水で濡らした指先で頭部に触れる「滴礼(てきれい)」があります。すべての方法を認める教会もありますが、上述のとおり、我がバプテスト教会は、浸礼にこだわるという姿勢を持っています。

 

 新共同訳聖書を見ると、例えばマタイ4章7節に「洗礼」という言葉がありますが、その振り仮名は、〔バプテスマ〕となっています。私たちバプテスト派に配慮しての振り仮名になっているようです。

 

 英国発祥のバプテスト教会は、ピューリタン(清教徒)の一員として米国に渡った後、西部開拓と共に勢力が拡大しました。

 

 わが国には、米国南部バプテスト連盟が1860年にローラー宣教師夫妻を派遣しましたが、エドウィン・フォレスト号という船で太平洋を渡る途中で遭難し、日本の土を踏むことが出来ませんでした。それからおよそ30年後の1889年に、マコーラム、ブランソン両宣教師夫妻が派遣され、最初に大阪に教会を設立、次いで下関、また九州各地に教会を作りました。

 

 戦時中、軍国政府によって全プロテスタント教会が日本基督教団に組み込まれましたが、終戦後の1947年、日本基督教団から分離独立した16の教会をもって、福岡において「日本バプテスト連盟」を結成しました。

 

 その後、「全日本にキリストの光を」をスローガンとして掲げ、全国都道府県庁所在地を拠点として伝道・教会開拓を行って来ました。今日、北海道から沖縄まで、325の教会が設立されています。

 

 私たちクリスチャンの多くは、各教団教派の主義主張、信条などを学んだ上で、教会を選んだというわけではありません。自分が最初に通った教会が、たまたま、バプテスト派の教会だった、カトリックの教会だったというようなことだと思います。

 

 ただ、私たちの方では偶然のようであっても、神様の側では、私たちがイエス・キリストを信じる信仰に導かれるために、ふさわしい教会と出会うことが出来るようにしておられたのではないでしょうか。そして、神様のなさることに誤りはないと信じています。

 

 私たちの人生は、決して偶然に発生したものではなく、両親の愛を通り道として、神様が創り出して下さったものです。聖書は、神が天地と、そこにあるすべてのものを創造された、と主張しています。

 

 であれば、教会や学校、病院などの働きを通して、牧師やクリスチャンと出会ったというのも、決して偶然ではないでしょう。今、あなたがこの文章を読んでいることも、偶然ではないのでは? 

 

日本バプテスト

静岡キリスト教会

〒420-0882

静岡市葵区安東2-12-39

☏054-246-6632

FAX    209-4866

 

facebook「静岡教会」

 

当教会のシンボルマーク
当教会のシンボルマーク

当サイトはスマートフォンでもご覧になれます。

 

 

2014年8月6日サイト開設